パチンコ屋でのトラブル〜 Vパンマスター 〜
どうも。
月曜から社会復帰します。やっとです。待ちに待った仕事です。
ニートは本当に精神病みます。仕事してる時は休みが恋しいんですがしてない時はその何倍も辛いです。
とにかく不安でしょうがない。
今日は働いていた時にいた変わった人について書こうかと思います。
自分のお店にはVパンマスターと呼ばれた同僚がいました。
因みになんですが蔑称です。これほど不名誉なあだ名はないと思ってます。
これはパチンコ台のエラーから名前が来てます。
説明するのに少しだけパチンコの仕様を書きます。
パチンコって当たってない時は台の左側に玉を流します。右は大当たり専用です。(台にもよります)
ざっくりとした説明になりますがパチンコは当たって初めて右にハンドルを捻ります。台の右側には確変の権利を獲得する「穴」があります。
で、その穴に玉が入って初めて確変(連チャン)モードに突入します。
この「穴」をV入賞口といいます。
このVは何も考えずとも打ってれば勝手に入ります。
でも玉がなかったり玉が打ち出せなかったりすると事態は一変します。
このV入賞口は当たって打ち込むタイミングになってから20秒程度しか空きません。(台にもよります)
例えどんな理由があろうともここに打ち込まなければ連チャンは強制終了します。
このV入賞をこちらの不手際で消滅(パンク)させてしまうことを業界ではVパンと呼びます。
こうなると5万かけて掴んだ連チャンも無かったことになります。
お客様は烈火の如く怒ります。大人しそうなメガネのヒョロい人も厳ついお兄さんももれなく激怒します。
なのでパチンコ屋で1番怖いのがVパンなんです。
このVパンを新入社員の彼は入社して1年経たず5回ほどやらかしました。
因みに普通は何があろうが無理矢理でも間に合わせます。
自分の場合はお客様が座っている状態でも問答無用で台を開けて直してました。
当然、体に台が当たるんですがそれどころじゃないです。
呼ばれて画面見たら残り10秒くらいしかないんですよ。
本当に顔が引き攣りますし、冷や汗も止まりません。
お客様は連チャンしたくてパチンコ打ってるんです。お金もかかってます。
それが無くなる瞬間、店員が後ろで狼狽えながらパニックになって動かないって考えられないですよね?
彼はやってしまいました。5回も。
頭が真っ白になって助けも呼ばず、完全にフリーズしてしまったのです。5回も。
普通の人は2、3年勤めて一回くらいです。
その功績を讃えられ彼はVパンマスターという不名誉を冠することになりました。
自分は事務所でこのあだ名を聞いた時に笑いすぎて店長から本気で怒られました。
それから人に少し優しくできるようになった気がします。